社名金万の由来

代表取締役
金子誠光

社名金万の由来をお話します。

私の祖父金子万吉は神奈川県倉田村、農家の次男として生まれました。尋常小学校卒業後、東京麹町の糸問屋に奉公に入りました。 後年、糸商として独立し金子万吉商店を略し金万商店を明治41年、青山南町に開業しました。自ら絹糸を染め組紐を織る職人でもありました。
大東亜戦争後は青山北町に店舗を移し寝具も扱うようになりました。 私は専用の引き出しに収められた綺麗な絹糸を見ながら育ちました。それは何十色もありグラデーションが付けられカラーパレットを見るようでした。

私は学生時代に2度ほど全米を無銭旅行しました。
卒業後はそのような米国に縁があり1977年、現地法人を設立し日本に向け輸出を始めました。
帰国後1983年に現在の地に海外からの輸入商品を扱う法人を設立するにあたり、祖父の商店名にあやかり株式会社金万としました。
以来、今日まで米国はもとよりヨーロッパ、アジアなどから衣料、雑貨を買い付けています。
世界中のデザイナー、メーカーの人々との出会が今日の会社の姿を形作ったと言っても過言ではありません。

彼らの物作りに対するこだわり、職人気質、独自性を大事に思う精神は祖父万吉の心に通じるものと思います。

今年、金万は創立41年になりますが、金万商店の創業からは116年を迎えることになりました。